暑い夏になると、ガスや電気でお湯を沸かしたりするのがおっくうになりますよね。
夏の間は子供が休みになったりして料理をする機会が増えます。
そんな時には水漬けパスタを使って時短料理をしてみませんか?
パスタをゆでるのが大変
一般的なパスタの茹で時間は5分から13分くらいですよね。
パスタ1人前に対して、1リットルのお湯を沸かし、塩を入れて11分ゆでる。
暑い夏はそれだけでも大変です。
お湯を沸かせば暑いし、量によっては20分以上鍋の火をかけなければなりませんよね。
そんな時に活躍するのが、最近話題になっている水漬けパスタなんです。
水漬けパスタを作ってみよう
では、さっそく水漬けパスタを作ってみましょう。
用意するものは、
・パスタ 人数分
・パスタを折らずに入れることができる深めの容器
・水
これだけです。
作り方はいたって簡単です。
容器にパスタを入れて、水を張るだけ。
あとは、待つばかりです。
肝心の待ち時間ですが、パスタの太さにもよりますが、最低でも2時間は漬けたほうが良いと思います。
私は茹で時間9分のパスタを1時間半の水漬けで作ったことがありますが、やはり少し硬さが残りました。
2時間くらいパスタを水漬けにしたのがこちら。
うちではちょうどよい保存容器が見当たらなかったので、バットを使っています。
100均などで売られている、パスタを電子レンジでゆでる容器があれば、ふたもついているので便利だと思います。
水につけた麺は、元の麺の太さより倍以上になっています。
ちなみにこの量でだいたい3人前くらいです。
ふやけた麺は、生パスタのようになって、柔らかくなっています。
水漬けパスタを茹でる
では、この水漬けパスタを茹でてみましょう。
レシピによっては、茹でるという工程を省いて、ソースと絡めて作るものもあるようですが、少し茹でたほうが美味しく仕上がるような気がします。
ということで、お湯を沸かすのですが、大きな鍋は使いません。
使うのは、フライパン。
フライパンに5センチくらいの水を張って、沸かします。
その中に、塩を入れます。お好みですが、塩気が強めにつけたほうが仕上がりが良いです。
お湯が沸騰したら、パスタをそのまま入れます。
茹で時間は、パスタの茹で時間の表示の3分の1くらいで大丈夫です。
この時は9分のものを使っていたので、3分くらいで硬さを確認。
好みの硬さになっていたら、お湯を切ります。
ざるなどにあけるのは面倒なので、麺をはしで押さえながらざっくり水を捨てます。
少しくらいゆで汁が残るくらいで大丈夫。
この後ソースを入れていくときに、ちょうど残ったゆで汁とソースの油が乳化していい具合になります。
この時は、おかずの素として作ってあった、きのこのペペロンチーノ風炒めを絡めたら完成。
茹で始めからここまでの所要時間は約5分。あっという間です。
水漬けパスタのコツ
さて、最後に水漬けパスタのコツをおさらいしましょう。
・パスタは2時間以上浸水させる。
2時間は必ず漬けましょう。太く茹で時間の長いパスタでも、2時間あればしっかり中まで水が漬かって柔らかくなります。
・ゆでる鍋はフライパンで
なるべく表面積の大きなフライパンを使うと、水が沸騰するのも早くなりますし、茹でる時にもくっつきにくくなります。
・茹で時間は表示の3分の1
おおよその目安として、表示の茹で時間より3分の1くらいで茹で上がります。
茹で上がり具合は、お好みで。
・茹で上がったらざっくり水を捨てる
茹で上がったときにわざわざザルを使う必要はありません。
流しにパスタを流してしまわないよう、はしなどで押さえながらざっくり水を切りましょう。
少し茹で汁が残るくらいにすると、ソースの油とゆで汁が乳化して美味しくなります。
・茹でるのに使ったフライパンでそのまま調味
茹で上がったパスタにソースを絡めるだけで完成です。
最後に、これから暑い夏がやってきます。
水漬けパスタを長い時間浸水させるときには、冷蔵庫に入れましょう。
前の晩から準備しておくと簡単に調理できますよ。