クセになる味!?福井名物のあの魚がポテトチップスになった

グルメ

ある日、友人から一通のメール。
「ちょっと変わった福井みやげを手に入れたから食べてみない?」
聞けばとある福井名物がポテトチップスになったのものだとか。
さっそくおすそ分けしてもらったのが「へしこチップス」というポテトチップスです。

「へしこ」って何?

福井名物は数あれど、「へしこ」のことを知っている人は案外少ないようです。
実はへしこというのはサバを使った伝統的な保存料理です。

塩漬けにしたサバなどの魚を、糠に漬け込んで作る保存料理。
福井県若狭地方の言葉で「樽に入れる」ことを「へし込む」ということから「へしこ」という名前になったともいわれています。
保存のために糠漬けにしているので大変塩辛く、そのまま薄くスライスして生で食べることもできるし、焼いてほぐして食べたりもするそうです。
実は私、このへしこが大好物でお取り寄せして食べるほどのファンなんです。

へしこがポテトチップスになった!?

私はへしこを食べたことがあるので、その味はなんとなく想像がつくものの、それがポテトチップスになったらどんな味なんだろう?と興味津々。
中にはポテトチップスと「へしこ風味フレーバーパウダー」が入っています。
パウダーは若狭湾に面する福井県おおい町で作られたへしこの糠をフリーズドライにしたものだそう。

これを中に入れてシャカシャカ振って混ぜたら出来上がりです。

見た目は普通のポテトチップスですが…
食べてみると糠の風味にサバが見え隠れ。
もっと生臭いのかなと思ったのですが全然そんなことがなく、サバの風味がいい!
普通へしこを食べるときには糠と一緒にサバを焼いたりするのですが、地元ではこの糠だけを取っておいて炒ってふりかけにする人もいるのだそう。
それを聞けばこのポテトチップスのおいしさも納得です。

ビールのお供にぴったりなポテトチップス、私が晩酌で食べていたら息子たちがなぜかご飯に振りかけて食べていました(笑)
それぐらいおいしいポテトチップスでした。
ごちそうさまでした!

ちなみにこちら、福井県内の一部道の駅や土産店で販売されているほか、お取り寄せなどもできるようです。
よかったらぜひ試してみてくださいね。