小学校や中学校のPTA活動って大変?引き受けるメリットって何があるの?

子育て

新しい年を迎え、そろそろソワソワとし始めるあの話題。
小学生や中学生のお子さんをお持ちの方なら、一度は耳にする、PTA活動
早い学校では、1月ごろから三役の打診や学年役員を決める、なんてところもあるかもしれません。
3人の子持ち、全ての子供で小中の役員、幼稚園の役員を経験した私が、やってよかったこと、大変だったことをまとめてみます。

PTAって何?

小学校に子供が入学すると、同時に保護者が入会する「PTA」という組織。
「Parent-Teacher Association」の略語で、その名の通り学校の教職員と学校に通う児童、生徒の保護者による社会教育関係団体のことです。
加入は任意であり、必ずしも入会しなければならない、という組織ではありませんが、ほとんどの保護者が加入しているのではないでしょうか?
PTAは子供たちが円滑に学校生活を送るため、様々な活動をしています。

地域や学校によっても違いはありますが、
・運動会や文化祭などの行事の手伝い
・校舎の清掃などのボランティア
・学年行事などの企画、運営
・ベルマークの集計
などが挙げられます。
最近ではその組織のあり方や、任意であるはずの加入の強制であったり、色々とデメリットが語られることも多いPTAですが、基本的には子供のための活動であり、ボランティアであるというのが原点なのです。

役員に選ばれてしまった…

私はこれまで10年ほど、何かしらの役員をやってきました。
役員をしていない時期のほうが長いくらいです。
最初に引き受けた時には、自分にできるのだろうか?と考えたこともたくさんありましたが、振り返ってみればやってよかったと思うことがたくさんあります。
役員、といっても、その内容には様々あると思います。
いわゆる役員、と呼ばれる役職では、学年役員というのが一般的でしょうか。
クラスから数人の代表を選び、活動するというものです。
その他には三役、と呼ばれる、会長、副会長、会計監査などの要職もあります。
学校によっては、投票であったり、くじ引きであったり、子供一人につき必ず1回はやる、という決まりであったり、違いはあると思いますが、避けて通れない道でもありますよね。

選ばれた以上、いやいや1年を過ごすのか、前向きにとらえて1年を過ごすのか、と言われれば、私は後者を選びます。
一見大変そうに見える役員活動ですが、初めて見ると案外メリットが見えてくるものなのです。

活動のありかた

私の子供たちが通う小学校、中学校では、PTAの活動は夜が中心です。
隣の校区の小学校では、平日の日中、子供たちが学校に通っている時間帯に活動しているそうです。
活動の中心が夜なら、仕事を休んだりする心配がなく、参加しやすいですよね。
幼稚園の役員をやっていた時には、活動は平日、子供たちが園に通っている時間帯でした。
仕事を持っている人たちは休んだり、時間のやりくりをして参加していましたが、デメリットばかりではありませんでした。

日中、子供が園(学校)にいる間に行くと、普段の子供たちの生活が見えてきます
いつもどんな姿で過ごしているのか、クラスはどんな雰囲気なのかがよくわかります。
また、子供が小さいうちは特に、親が学校に来るのを喜んでくれます。
これは役員をやっているからこそ見える子供の顔ですよね。

先生と距離が縮まる

PTA活動は、保護者だけでなく学校の先生方とも一緒に進めていきます。
日々の会議や活動の中で、担任の先生だけでなく、他の学年の先生方とも距離が縮まります
会議のあと、ちょっと立ち話をしたり、なんてこともよくあります。

電話したり、連絡帳を書くほどでもないようなことを気軽に聞いたりできるのも良いところです。
私は11年間小学校に子供がいたので、ほとんどの先生が顔見知りで、声をかけてもらうことも多かったです。
担任の先生以外から、子供の様子を聞かせてもらう機会もありました。

横のつながりが広がる

もう一つは、保護者同士の横の広がりです。
役員をやっていると、同じ学年の保護者だけでなく、他の学年の保護者とも交流があります。
自分の子供より学年が上の保護者の方と繋がりがあると、色々と参考になる情報を聞かせてもらうことができます。
例えば、中学校に上がる時の準備のことや、お下がりなどをもらったりしたこともあります。
同じ学年の保護者の方なら、ちょっとした行事のことや持ち物のことを気軽に聞けたりしますよね。
私は長男が小学校に入学するときに引っ越しをしてきて、全く知り合いがいないところからスタートしたのですが、その年に役員をやったことで交流が広がり、本当に色々な人達に助けてもらってきました。
こういったつながりができるのも、メリットの一つだと思います。

デメリットは?

ここまでメリットになるようなことを並べてきましたが、もちろんデメリットもあると思います。
感じ方は人それぞれですが、年に数回の会合も、行事ごとのボランティアも、学年行事の運営も、大変といえば大変ですよね。
どうしても会議に都合がつかない、行事があるときに仕事を抜けられない、なんていうこともあると思います。
そんなときは、それ以外のことで自分ができることを積極的に引き受けて、当日はゴメンナサイ、というのもありだと思うんです。
みんなで協力して、「子供たちの学校生活のために」という目標を持って活動するのが大切で、できないことはできない、と言うのも大切だと思います。

いかがでしたか?
私は長年PTAとお付き合いしてきて、そんなに役員って大変なことばかりじゃないと感じています。
もしも役員の依頼が回ってきたら…
できることならぜひ、一度は経験してみてほしいと思います。
参考にしてみてくださいね。