一日の初めの朝ごはんは大切!忙しくても簡単に用意できる朝ごはん

暮らし

バタバタと忙しい朝。
時間がないから、と朝食を抜いてしまう人も多いようです。
朝ごはんを食べなかったら痩せたりするかな?なんて思ったりしますよね。
でも朝ごはんって私たちにとって大切なご飯なんですよ。

朝ごはんが大切なわけ

私たちが朝目覚めると、頭がぼーっとしたりしますよね。
人間の脳は、ブドウ糖をエネルギーとして働いているのですが、寝ている間にこのブドウ糖が使われてしまうので、朝目覚めた時にぼーっとするのだそうです。
この状態のままで朝食を食べず、そのまま活動を始めてしまうと、午前中は体が動いても頭はぼんやり、ということになりかねません。

頭をはっきりと動かすためには、エネルギー源としてのブドウ糖が必要
これを補充するためにも、朝ごはんは大事なご飯なのです。
以前行われた全国学力調査では、朝ごはんを食べていなかった子供は食べている子供よりも学力が低下している、という調査結果が出ています。
しっかりと頭を動かすためにも、朝ごはんは大事な食事なんですね。

朝食に向いている食べ物

では、朝ごはんは何を食べたらよいのでしょうか?
忙しいから菓子パンだけ、ご飯にふりかけだけ、ではしっかりとした朝食とは言えませんね。
脳トレで有名な川島隆太教授によると、朝ごはんにパンだけ、ご飯だけという食事をしても、食べなかったのと変わらないのだそうです。
パンやご飯はブドウ糖が含まれていますが、脳をきちんと動かすためには実はブドウ糖だけでなく、バランスの取れた食事が必要なのだとか。
ただ、忙しい朝にたくさんのおかずを用意するのは大変ですよね。
ということで、ちょっとプラスするだけで効果があるものを以下にあげてみます。

・卵
卵には良質のたんぱく質が含まれています。
また、卵は消化、吸収に優れているため、朝起きたばかりの体にも優しい食材です。
カロリーも卵1個で約81キロカロリーと、低カロリー。
ダイエットや美容にも最適です。

・チーズや納豆
チーズ、納豆などもタンパク質が豊富に含まれています。
また、どちらも発酵食品なので消化吸収に優れ、体によいと言われているものです。
手軽に食べられるものなので、あと一品に便利ですね。

・果物
「朝のフルーツは金」とよく言われていますよね。
果物にはビタミン類が豊富。これだけで栄養のバランスが取れます。
さらに食物繊維がたくさん含まれているので、体内の不要なものを排出してくれます。

忙しい朝の朝食づくり

バタバタと時間のない朝に、たくさんのおかずを用意したりするのは大変ですね。
簡単に朝ごはんを食べるために、いくつかのポイントをまとめてみます。

・前の日の残りを活用する
前日の夕食の準備をするときに、次の日の朝を考えて下ごしらえをします。
あらかじめ食材を切っておく、ゆでたり煮たりしたものを取り分けしておくのはどうでしょう?
また、前の日のおかずが残ったら、そのまま食卓に乗せてしまってもいいですね。
そのまま、というのに抵抗があれば、リメイクするのもよいでしょう。

・献立にパターンを作る
毎日起きてから何を食べようか、と考えるのは大変ですよね。
そんな時は献立にパターンを作ってしまいましょう。
和食なら、ご飯に野菜たっぷりのみそ汁、ご飯に納豆とふりかけ、など。
洋食なら、パンに目玉焼き、パンとフルーツヨーグルトなどとパターンをいくつか決めましょう。
これだけでも朝ごはんの準備が楽になると思います。

・調理しなくても食べられるものを用意する
時間や手間の短縮には、そのまま食べられるものを用意するのも一つの方法です。
例えば、バナナやチーズなどをいつも用意しておけば、それだけで立派な朝食になります。

忙しい朝の時間にしっかり朝ごはんを食べることは、はじめのうちは大変かもしれません。
でも子供が小さいうちから「朝ごはんを食べる」という習慣を身につけることで、生活のリズムを整えることができます。
年齢がすすむにつれ、朝ごはんを食べない子供も増えているようですが、家族みんなで朝ごはんの食卓を囲むことが大切ですね。
ぜひ、できるところから取り入れてみてはいかがですか?