ええっ、そんなことも知らなかったの?息子がバスに乗るのに迷った話

暮らし

この春、我が家の次男と三男はそれぞれ新しい進学先に通うことになりました。
今までも電車通学はしたことのある次男ですが、春からの学校は最寄りの駅からさらにバスを乗り継ぎする必要があります。
実は次男、バスに乗ったことがありませんでした。
そんな彼が最初にぶつかった壁についてお話しします。

バスに乗ったことがない田舎の子

簡単に言うと、我が家の息子たちはほとんどバスに乗ったことがありません。
理由は簡単。
我が家は田舎なのです。
田舎とはどういうことかというと、まずバス停が近所にないのです。
そしてようやくたどり着いたバス停の行き先が自分の思うような行先ではありません。
さらに言えばその行き先が思うようでないバスも1日に1往復しかないのです。
田舎というのはたいていそういうもので、移動するのに公共交通機関を使うというのはなかなかハードルが高いものなのです。
つまり、移動は自家用車頼み
子供たちはバスに乗ったことがないのです。

初めてのバス乗車

そんな次男ですが、学校が始まることになり、駅からバスを利用することになりました。
次男の通う学校は県庁所在地の都市にあるので、こちらはバスの本数も路線もたくさんあります。
行きは駅前のバスターミナルから乗車するので問題なし。
ただし「どの路線に乗ったらいいか」で大騒ぎ。

学校は繁華街にあるので、郊外線や巡回線のおおむねどれに乗っても停車するバス停なので、電車を降りた時点でスマホで検索して一番早いバスを探すことで決着。
料金も最後に払うんだよ、と言い含めて送り出して無事乗車することができました。

郊外から来たバスにどうやって乗る?

バス会社によって乗り方はいろいろあるようですが、次男が通う街のバスは「後乗り後払い」です。
乗車するときはバス後方のドアから、降車するときは前方のドアからになります。
初日の帰り道、次男から連絡が入りました。
「バスにどうやって乗ったらいいかわからない」
私からしてみれば「え?なんで?知らないの?」とびっくりしたのですが、考えてみれば物心がついてからバスに乗せたことがないことに気がつきました。
どうやって自分がこのバス停から乗ったのかを証明できるかわからない、と言われたのです。

後乗り後払いの乗り方

後乗り後払いのバスは、後方のドアから乗車する際に「整理券」を取ります。
交通系電子マネーを使う場合は整理券の代わりにタッチすることになりますよね。
そして後者の際は「整理券」とともに運賃分の現金を料金箱に投入、もしくは電子マネーをタッチします。
この仕組み、私は小さいころからバスを利用していたこともあり、なんの疑問も持たずにいましたが、初めてバスに乗る次男には理解ができなかったそうです。
なんと初日は帰りのバスをあきらめ、駅までトボトボと30分の道のりを歩いたのだとか。
(バスに乗れば10分弱の道のりです)

家に帰ってから乗り方をしっかりと教え、ようやく翌日は帰り道にもバスに乗ることができました。
ちなみに3日目くらいにはバス定期を購入したため、交通系電子マネーに切り替えとなり、一件落着したのです。

バスによって支払い方が違う

私はこの話を笑い話としてSNSにアップしたのですが、バス会社によって乗車方法や支払い方が違うという話になりました。
基本的には交通系電子マネーを使う分には
・乗るときにタッチ
・降りるときにタッチ
を守れば所定の料金がマイナスされるので問題はないのですが、バスによっては「前乗り前払い」であったり、「後乗り前払い」などの方式もあるようなので事前にチェックしておくのがよさそうです。

いかがでしたか?
普段乗り慣れない交通機関を使う時には確認が必要だと思った出来事でした。