枝豆の薄皮が黒い!?これって食べても大丈夫なの?

料理

茹でた枝豆は夏のビールのお供に、子供たちのおやつに、と大活躍しますよね。
枝豆は新鮮なものをすぐに茹でて食べるのが一番美味しいと言われています。
そんな枝豆を食べようと思ったら薄皮が黒かったという経験がありませんか?
さやは緑なのに中の薄皮が全部黒っぽくなっている枝豆は大丈夫なのでしょうか?
今回は枝豆についてまとめてみました。

枝豆には種類がある

枝豆は大豆を若いうちに収穫して食べるものです。
一口で枝豆、とまとめていますが、実は品種は400種以上もあると言われています。
その中でも種皮の特徴やうぶ毛の違いなどから大きく分類して「白毛豆(青豆)」「茶豆」「黒豆」の3つに分けることができます。

さらに、種苗会社では毎年のように新しい品種が作られていたり、全国でもその土地でしか食べられていない在来品種などが数多く存在しているのです。

白毛豆(青豆)

国内で最も流通している一般的な枝豆です。
さやのまわりについているうぶ毛は白いことが多く、癖がないため万人受けする味で知られます。
もともとの主要産地は関東地方ですが、全国的に最も栽培されている品種です。
さやは鮮やかな緑色、種になった状態では大豆色もしくは薄い緑色をしています。

茶豆

主な生産地は東北地方で、外見は普通の枝豆と同じに見えますが、さやの中の豆は茶色の薄皮で覆われています。
この色から、茶豆、と呼ばれています。
白毛豆よりも糖分を多く含んでいるので、甘みと独特の風味が特徴的な枝豆です。
有名なブランド豆としては、だだちゃ豆、黒崎茶豆などが知られています。

黒豆

主に関西地方で生産されている豆で、丹波の黒豆などが有名です。
熟した豆は、お正月の黒豆の煮物などに使われます。

枝豆として食べる場合には、豆が成熟する前のものを収穫するのですが、さやの中の豆はうっすら黒色の薄皮で覆われています。
大粒の豆と、黒豆特有の甘さが特徴です。
旬は少し遅めの9月下旬から10月ころにかけてで、収穫量が少ないのであまり市場には出回りません。

薄皮が黒いのは美味しい証拠

枝豆を茹でてみたら、薄皮が黒い、というのはおそらく茶豆もしくは黒豆の品種であると考えられます。
さやが緑であれば、中が腐っているわけではありません
むしろ、それが美味しい証拠なんですね。
茶豆や黒豆は、一般的な白毛豆と比べて甘みや風味が凝縮されているものが多いのです。
間違って捨ててしまったらもったいない!
ぜひ品種名も確認して味わってみてくださいね。

ちなみに管理人は枝豆の大生産地の一つである新潟県に住んでいます。
全国的にも有名な黒埼茶豆の生産地でもありますが、新潟にはそれ以外にも美味しい枝豆がたくさん栽培されています。
夏になるとザルいっぱいに茹でた枝豆を家族みんなで囲みます。
美味しい枝豆は採りたてを新鮮なうちに茹でるのが一番です。
新潟の美味しい枝豆に接する機会があったらぜひ味わってみてくださいね。
薄皮はちょっと見た目の悪い茶色や黒っぽいものが多いですが。

美味しい枝豆を自分で栽培したい!というときにはこちらの記事を参考にどうぞ。

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