お正月になると食べるお餅も、1週間ほどすると飽きてしまったり食べきれないことはありませんか?
保存方法を間違ってしまうと、あっという間にカビが生えてしまって食べられなくなってしまうお餅。
今回はそんなお餅の保存方法と、余ってしまったお餅の食べ方についてまとめます。
お餅はカビが生えやすい
冷蔵庫に入れておけば大丈夫?と放っておいたお餅。
気がついたらカビだらけでダメにしてしまった経験、ありませんか?
お餅は蒸したもち米からできています。
もち米のでんぷん、水分、たんぱく質、脂質は、カビが好む養分がたっぷり。
ここに、温度や湿度の環境が整うと、カビはあっという間に繁殖してしまいます。
まずはこの「カビが好む環境」をできるだけなくすことが保存方法の第一歩です。
一般的に販売されているパック入り切り餅の保存方法
最近、切り餅は1つずつ個包装されているものが販売されることが多くなりました。
切り餅それぞれに脱酸素剤がパックになっているタイプのものは、長期保存も可能になりました。
これらの切り餅は、そのまま常温保存が可能です。
個包装を開封したら、早めに食べましょう。
冷蔵庫で保存する場合の注意
個包装されていないお餅は、基本的に早めに食べきってしまうことが前提になります。
冷蔵庫で保存するのが一般的ですが、この時に注意したいのがお餅の保存容器です。
タッパー容器などでそのまま冷蔵庫に入れると、中に湿気が発生して、水滴がついてしまいます。
この水滴がカビのもとになってしまうので、冷蔵庫でもカビが生えやすくなるのです。
さらにカビは空気が大好物。
水分と空気が結びつくことでカビの繁殖が進んでしまいます。
この湿気を発生させないためには、切り餅一つずつをラップでつつみ、密閉すること。
そして空気に触れないようにさらにジッパー袋などに入れて保管しましょう。
1週間程度ならこの方法で保存することができます。
使い捨てカイロで空気を遮断する
切り餅を一つずつラップをして保存をするのは大変、やっぱりタッパー容器に入れておきたい、というときに役に立つのが貼るタイプの使い捨てカイロです。
使い方は簡単。
タッパー容器のふたの裏に使い捨てカイロを貼り付けるだけ。
これでカビの大好物の空気を遮断することができるんです。
使い捨てカイロは、中に鉄の粉が入っていて、これが空気と触れることで反応して熱を出しています。
この時に周りの空気をどんどん取り込んでくれるので、脱酸素剤と同じ効果が期待できるのです。
タッパー容器に入れたお餅は常温でも保存できますが、できれば冷蔵庫に入れると長持ちします。
それでも1週間程度で食べきるのが無難でしょう。
使い捨てカイロは、数日に1回は取り換えをしましょう。
冷凍でお餅を保存するときには
どうしても食べきれないほどのお餅があったときには、冷凍で保存するのが一番長持ちします。
しかし、冷凍するとどうしても餅の水分が抜けて、ヒビが入りやすくなります。
これを防ぐには、やはり切り餅一つ一つをラップでしっかりと包み、空気に触れないようにしてからフリーザーバッグに入れておくのが正解です。
冷凍庫で保存する場合も、およそ半年を目安に食べきりましょう。
余ったお餅のリメイク
きなこ餅やあんこ餅、磯辺焼きなどでおいしく食べられる切り餅ですが、飽きてしまったときにはちょっと目線を替えてみてはいかがですか?
我が家でよく作るのが、餅ワッフル。
ワッフルメーカーで餅を焼きます。
切り餅をそのままワッフルメーカーに入れると固くて閉まらないので、電子レンジで少し加熱して柔らかくします。
だいたい切り餅1つにつき、1分程度加熱すればOK。
これをあらかじめ温めて置いたワッフルメーカーに入れて焼くだけの簡単レシピです。
形が変わって食感が変化するので、きなこや黒蜜をかけるだけでもおいしいのですが、おススメはピザ用チーズとベーコンを一緒に挟んで焼く「チーズベーコンもっふる」。
チーズとベーコンの塩気が餅わっふるの食感によく合います。
いろんな応用がきくので、ワッフルメーカーを持っていたらぜひ試してみては?
いかがでしたか?
おいしいお餅を長く楽しむために、保存方法はしっかりと確認してくださいね。
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