我が家の子供たちも、大学生を筆頭に高校生、中学生になりました。
長男はおっとりしていてあまりトラブルに巻き込まれる子ではなかったのですが、友人の多い次男、活動的な三男はとにかく様々な友人とのトラブルに巻き込まれてきました。
田舎なので学年の人数も少なく、クラス数は多くありません。
そんな中で私が対処してきた方法を紹介します。
次男が苦手な友人
次男は小学校2年生までは2クラスでしたが、学年が40人に足りていなかったので小学校3年生以降、卒業までは1クラスしかありませんでした。
3年生から一緒になった友人で、普段はすごく仲良くしてくれるのに、ある時急にスイッチが入ると悪ふざけをしてくる子が数人いました。
その悪ふざけというのが、次男にとってはとても苦痛なもので、最初のうちは相手にしないでおこう、と言っていたのですが、学年が上がると内容がエスカレートしてきます。
6年生になるころには、そのふざけのことを担任に相談していて、気を配ってもらっていました。
その甲斐があり、中学校で3クラスに分かれることになったとき、苦手な友人たちとは違うクラスに配置してもらうことができたのです。
クラスを分けてほしいとお願い
中学1年生の時にはクラスが違うため、実質的に悪ふざけなどの被害はありませんでした。
しかしここまで4年間、事あるごとに悪ふざけと称していじられ、嫌な思いをしてきたわけです。
そこで担任との面談の時に、過去にトラブルがあったのでクラスを分けてほしい、とお願いしてみました。
今年1年間は何事もなかったので、聞いてもらえるかは微妙でしたが、担任も「一応聞いておきます」という感じだったので、配慮してもらえるかな、と期待していたのですが…
クラスは分かれず結局大トラブルに
蓋を開けてみれば、私たちの要望は聞いてもらえませんでした。
苦手な友人が2人いたのですが、2人とも同じクラス。
3クラスあるのにも関わらず、です。
ただ、普段は表面上仲良くしていたので、最初のうちはよかったのです。
が、結局ものすごく大きなトラブルが起きました。
内容はほぼ「いじめ」です。
当事者たちは「ふざけただけ」と言っていたそうですが、当時の担任(1年の時とは違う先生)が「これはいじめです」とはっきり言ったくらい。
色々話をしに学校に行ったり、先生が訪ねてきたり、電話をしたりする中で、実は去年クラスを分けてほしいと頼んでいた、という話をしました。
2年生の時の担任は、どうやら聞いていなかった様子。
つまり、1年生の時の担任が「大したことじゃない」と判断したのでしょう。
結局その時の話をしっかりと取り合ってもらえなかったことで、やっぱりトラブルになってしまったわけです。
次男は立ち直るのに数か月かかり、不登校気味になったり、通っていた塾もやめて転塾するはめになったりと散々な1年でした。
幸いなことに3年生ではクラスをしっかりと分けてもらい、トラブルもなくなりましたが、あの時ちゃんとクラスを分けてもらっていたら、という後味の悪い一年でした。
三男もクラスを分けてもらうために
次男の時の体験は本当に後味の悪いものでしたので、三男が同じようなトラブルに巻き込まれないために今でもバタバタとしています。
三男の友人に、発達障害のある子がいます。
その子は時に暴力的な行動が抑えられなくなり、周りに当たり散らしたり暴力をふるったりすることがありました。
体格のいい子で、小学校の時から180センチはあるのでは、という感じ。
対して三男は生まれが小さかったこともあり、平均の1年下をいっている大きさです。
もともと幼稚園から一緒で、とにかく相手の暴力に巻き込まれることが多く、あざを作ってきたことも一度や二度ではありませんし、縫うような怪我をしたこともあります。
中学に入学するときには、小学校の担任だけでなく、当時次男の担任をしていた先生にも事情を話し、できるだけ一緒のクラスにしないでほしいとお願いしていました。
その甲斐があってか、1年では別のクラスに。
トラブルは減ったようですが、面談時には来年もクラスを分けてほしい、とよくよくお願いしました。
次男の時の話も引き合いに出しました。
2年生の今年も、クラスは無事分けてもらい、ほっとしています。
三男は人数の関係でクラスが2つしかないため、来年もどうなるか少し心配しています。
この体験を通して、決して取り合ってもらえないにしても「言わないとダメ」ということが身に沁みました。
自分の子供を守るのは自分たち親しかいません。
もちろん、自分の子だけをかわいがって他はどうでもいい、なんていうことではありませんが、伝えることはしっかりと伝えておくことが大切なのだと実感しています。
ちなみに我が家では本人の言うことをそのまま鵜呑みにはしていません。
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